靴下を脱いだ時のかゆみ

 

 靴下を脱いだ時のかゆみ

 

蕁麻疹のかゆみの起こり方
急激に血管が拡張することで起こります。

 

 

血管が刺激されて、その刺激によって

ヒスタミン分泌されかゆみを引き起こします。

 

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これが蕁麻疹の機序です

これに類似することは

日常で多く起きています。

 

今回はそのうちの1つ

「靴下を脱いだ時のかゆみ」
についてお伝えしていきます.

 

 

 

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なぜ足が痒くなるのか?

 

冬になると防寒のために

長い靴下を履くことが多くなります。

 

 

もちろん普段からスーツなど

着られる方は身だしなみの1つとして

長い靴下(ソックス)を履かれているかと思います。

 

 

普段から長い靴下を履きなれている分には良いのですが
履きなれないときには
脱いだ時痒くなることがあります

 

 

なぜ、そのようなことが起きるのでしょうか?

 

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足が痒くなる要素

 

・足の衛生状態
・洗剤との相性
・足のむくみ
・皮膚への締め付け
などの要素が考えられます。

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足の衛生状態

人の肌にはたくさんの菌がいます。

人とこれらの菌はともに助け合っていて

この状態を共生といいます。

 

 

この共生の状態は双方にバランスが取れている状況です。

 

 

しかし、菌の分布やバランスが崩れる

もしくは、別の菌が入ることで

かゆみを引き起こすことがあります。

 

 

代表的なのが白癬菌です。

いわゆる水虫です。

 

 

足の衛生状態が悪いと

菌の異常な繁殖によってかゆみが引き起こされます。

 

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洗剤との相性

 

洗剤には界面活性剤と言う成分が含まれています。

この成分は水と油をくっつける働きがあります。

 

 

汚れの大半はあぶらに付着するものが多く

石鹸をはじめとする界面活性剤で洗い落とします。

 

 

足の場合は、洗濯用の洗剤との相性もあります。

足は冬でもよく汗をかきやすい場所です。

 

 

洗濯洗剤は、洗い落とすだけでなく

強いものであれば洗濯物に残り

汗によって溶け出して肌へ刺激を与えることがあります。

 

 

脂を落とす界面活性剤ですから

皮膚の脂を落とすだけでなく

靴下と擦れて肌が乾燥しやすくなります。

 

 

界面活性剤そのものの刺激

靴下の摩擦による刺激など起こり

肌が露出した時には

空気すら刺激に感じることがあるのです。

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足のむくみ

足がむくむことで

ふくらはぎなどはパンパン腫れたり

硬くなったりします。

 

 

ふくらはぎは第二の心臓とも呼ばれ

血液循環に大きく関与します。

 

 

このふくらはぎがむくむことで

皮膚と靴下の締め付けは一層強くなり

さらに循環は悪くなります。

 

 

蕁麻疹の機序と同じで

締め付けられたときに

急に開放されると痒くなります。

 

 

皮膚への締め付け

 

足のむくみと同じで

靴下のゴムなどの素材や繊維の折り重なり方によって

締め付け加減が変わります。

 

 

普段から吐きなれない靴下や

無地の靴下からストライブの柄に変えるだけでも

このようなことは起こります。

 

 

何が足のかゆみを引き起こしているのか?

鑑別の仕方

 

それぞれの鑑別には
あえて強調してみたり
除外することで確認できます

 

 

・靴下の種類を変えてみる

・白靴によってかゆみ方の違いを見る

・靴下を日中で取り換えてみる

・洗剤を変えてみるなど

 

 

内部環境と外部環境

外部からの圧迫が解放された時以外にも
血管拡張は内部の循環にも起こります。

 

 

かゆみを感じるのは

靴下に限らず起こります。

 

例えば内臓疾患

 

 

汗をかきにくい疾患の場合でも起きます。

 

 

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甲状腺機能低下症

甲状腺は体の代謝に関係します。

この臓器は主にホルモン分泌に関係しており

「やる気ホルモン」とも呼ばれるホルモンを分泌します。

 

やる気ホルモン

つまり活発に動くための

スイッチを入れるホルモンです。

 

この甲状腺機能が低下すると

代謝が落ちて汗をかきにくくなります。

 

 

糖尿病

膵臓から分泌されるインスリンと言うホルモン

これがうまく細胞に取り込まれなくなって

血糖値が高い状態になっている病気を糖尿病といいます

 

 

この糖尿病でも乾燥肌になりやすく

この場合は下肢に限らず至るところが

乾燥していきます。

 

 

かゆみを予防するために

体の変化を読み取る

起こるときと起こらないときの差は
皮下組織の柔軟性が関与します。

 

足の疲れむくみが強いときには
より一層かゆみを感じやすいです。

 

圧迫された時と
解放された時の差が大きければ
かゆみは起こりやすいです。

 

この場合は、足の血行循環
悪くしないことで予防できます。

 

もし痒くなった場合には
なでさすることで改善できます。

 

 

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日ごろから血液循環を良くしておくこと

このような締め付けや圧迫によるかゆみも

起こりにくくなります。

 

 

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