皮膚常在菌で美肌革命

2016/01/14

菌バランスを整えることで肌を良い状態に保てると期待される

菌の状態を調べる検診や、「美肌菌」を増やす化粧品も登場している

「美肌菌」として注目を集める表皮ブドウ球菌というのがあります

皮脂や汗を食べて、グリセリンや有機酸など、皮膚に有益な成分を生み出すとされ、美肌を作るのに有益な働きをいてくれています。

一方、食中毒の原因菌でもある黄色ブドウ球菌は、皮膚の調子を崩す悪玉菌といわれる菌も存在しています。

肌の常在菌を知り環境を整えることで、正しい美肌活動ができます。

ブドウ球菌には種類があるのはご存知でしたか？黄色ブドウ球菌が有名ですが、実は他にもあったのです。その役割としてグリセリンを作る、酸を作り肌を酸性に保ったり、抗菌ペプチドを作り出すことで、黄色ブドウ球菌の増殖を防ぐことも知られています。

１カ所で異常増殖すればひびの原因にもなる。アトピー性皮膚炎患者の場合、悪化時に激増することも知られており、清潔にする時にはブドウ球菌の話がよくでてきます。この菌は健常者の９割は存在しないとも言われています。

CMなどでも耳にしたこともあるかと思いますが、どれは洗顔のCMの時かと思います。というのも、このアクネ菌は、ニキビの原因になる菌として有名だからです。

アクネ菌は酸素を嫌う嫌気菌で、毛穴や皮脂腺にすんでいます。ただしニキビの原因になる菌とならない菌があり、いずれも肌を酸性に保つ役割を果たすのです。

正しくは真菌（カビ）・酵母の一種。ニキビ様のマラセチア毛包炎や、脂漏性皮膚炎による頭皮フケ、かゆみを引き起こすと言われています。

菌バランスを崩すスキンケアをやめて美肌菌の自己増殖を待つ

は化粧品を使わない「肌断食」や、“殺菌成分”である防腐剤を含まない「無添加化粧品」などがあります。

美肌菌が生み出す有益な成分を肌に塗布して菌の活動後のような肌状態にする、湿成分のグリセリンを配合した一般的な化粧品なども相当

実用化したのが「美肌菌バンク」だ。人によって定着する菌は異なるため、自分の顔の表皮ブドウ球菌を採取、培養する。菌は凍結保管され、好きな機会に取り寄せられる

市販化粧品として出始めでいます。菌活は腸内環境を整えることでも広まってきましたが、肌でも菌活は必要そうです。

長時間の入浴や半身欲、岩盤浴

ピーリングやアカスリ、スクラブ、シェービングの多様

顔の洗いすぎ、洗浄料の使いすぎ

防腐剤や殺菌成分を多く含む化粧類の使用

レーザーを使った美容医療

いかがでしたか？

肌にすることは化粧をするだけではありません

共存する常在菌の力を借りて美肌革命をしていきましょう。