人間脳を育てる 動きの発達&原始反射の成長【書籍紹介】アトピーの痒みは感覚過敏でも起こる

背景

アトピーの痒みは、アレルギー以外でも起こります。その原因の1つに感覚過敏があります。その感覚過敏を解消するときに感覚統合という方法が役に立ちます。そんな感覚統合を理解し実践するのに役立つ書籍をご紹介させていただきます。

 

人間脳を育てる 動きの発達&原始反射の成長

「人間脳を育てる 動きの発達&原始反射の成長」からアトピー改善に役立つことを要点を交えながら解説させていただきます。

 

体には適切な姿勢がある

体には発育に伴って、体の扱い方や姿勢が変わっていきます。体にはそのような経過をへて姿勢を作ります。学習できる姿勢があります。それを学習するために整った土台と言われています。その整った姿は、3つ条件があります

 

  1. 真ん中がわかる
  2. 左右別々に動かせる
  3. 動きが統合されている

 

これを具体的に表すと、食事の姿勢です。橋とお茶碗を持って食事ができる姿がそれを表しています。

人間脳を育てる 動きの発達&原始反射の成長

発達に伴う体の動きとは

脊柱の発達

体は発達に伴って、体の迂回方が変わります。

初めは、背骨を動かします。これは真ん中を意識するためです。体の軸を作るのに2つような感覚を育んでいます。

 

相同の発達

これは上下など同時に使えるかどうかです。ハイハイもこの騒動の動きが必要になります。ハイハイの期間が短などの場合には、この運動に伴った影響を受けます。特にメンタル面では、バイタリティーと関連します。

 

同側の発達

同じ側を使えるのかということです。子供が発育する過程で、1方向をぐるぐる回る、片足けんけんをするなどの動作はこの同側を育んでいる時なのです。

 

体側の動作の発達

これは人間来旨動きです。特に、二足歩行などがそれにあたります。感覚が統合されている時に可能になります。二足歩行がうまくいかない時は、感覚が統合されていません。例えば、緊張している時に手足が一緒に出てしまう時は、統合されていません。

 

 

 

人間脳を育てる 動きの発達&原始反射の成長

発達障害は発達できる

発達の過程で、育むべき動作や感覚を十分に経験できない時には、そのまま成長していきます。

発育の過程で、体の使い方だけでなく、感覚を磨く過程で思考面での発達も関わってきます。

自己肯定感や気持ちの切り替えなどに関与します。

 

このような飛ばしてしまった感覚は、大人になっても埋めることができます。体の使い方を感覚を入力することで可能です。

 

人間脳を育てる 動きの発達&原始反射の成長

思考と動きはつながっている

姿勢の土台ができていないと学習に支障きたします。

例えば、思ったように動けない動作や運動は、机の上でも書くことができないのです。

 

反対に、体で体に適切な感覚を入力して運動ができれば、学習障害も解消することができます。

 

人間脳を育てる 動きの発達&原始反射の成長

原始反射とは

 

原始反射は赤ちゃんが胎児の頃から備わっている反射です。反射とは刺激に対して無意識に反応する動作のことです。この原始反射は、経験を積むことで統合されていきます。発達障害の部分でも話したように、発達の経過が飛んでしまうことで、この原始反射が残存することがあります。

 

人間脳を育てる 動きの発達&原始反射の成長

原始反射の影響

原始反射があると、体は固まってしまいます。過度な緊張が起こり、その結果、ブレーキをかけている状態になります。その状態で動くとブレーキをかけながらアクセルを踏むようなことになります。体は消耗して疲労してしまいます。

 

阿部の考察

体が緊張すると感覚過敏になる

過度な緊張か感覚異常を起こします。その感覚異常の1つに感覚過敏があります。体が硬くなると、神経が圧迫を受けるとそれが起こります。感覚過敏は痛みだけでなく、痒みも該当します。アトピーも同じような現象が起こっています。

 

人間脳を育てる 動きの発達&原始反射の成長

 

感覚統合をすると発達する

体は脳から指令が起こり体の隅々までゆきわたります。

また、体の感覚はその反対に体から脳へ向かいます。

 

この経路へ適切な感覚入力をすることで、感覚の発達を促します。

 

人間脳を育てる 動きの発達&原始反射の成長

 

この気記事のまとめ

感覚過敏は、発達障害や原始反射の残存で起こります。その結果、痒みやすい体になります。

改善のためには、感覚統合が考えられます。

発達障害のアプローチもアトピーの痒み改善の手立てになります。

人間脳を育てる 動きの発達&原始反射の成長

 

 

 

 

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