症状が出たら薬で対処する。しかし、これでよくなればよいのですが、良くならない場合もあります。もし、このような場合には薬以外に体を変えていく必要があります。
こんにちは。
アトピー改善ナビゲーターの阿部です。
プロトピック軟膏って何ですか?
ステロイドの代わりに処方される
外用薬の1つです。
では、ステロイドとの違いは何でしょうか?
私が良く何かを試す時に伝える3つのことがあります。
・それが体にいいといえる根拠は何ですか?
・体に対する変化を知っていますか?
・それをいつまで使い続けますか?
対処法と知っていて使用する分には
用途を知っているということで
よいかもしれません
しかし、炎症やかゆみが起きた原因に
対処するために使用するのでは
意味合いが違います
プロトピックがステロイドに変わって
処方されるのには理由があります
プロトピックは
もともとは筑波山麓に生えているカビから発見された成分で
免疫抑制剤の一種です。
FK506というコード名で
広く臓器移植における免疫拒絶反応の抑制に使用され、
同種血管移植の実験に使われていましたが、
これが外用剤として使えるようになれば
様々なアレルギー皮膚疾患に有効であろうとは考えられていました。
外用剤としての強さは、
ステロイド外用剤のstrongクラス~mildクラスの中間位とされ、
最大の特徴は分子量がステロイド外用剤に比べて大きいため、
湿疹部分からは吸収されるが正常皮膚からはほとんど吸収されないということです。
すなわちステロイド外用剤の最大の弱点である
皮膚菲薄化と毛細血管拡張が起こらない
(もしくは改善出来る可能性もある)ことがメリットになります。
加えてステロイド外用剤ですと湿疹が治りきらないうちに
自己判断で外用を止めてしまったりして、
やめ時の判断が難しかった所を
プロトピック軟膏を継続的に使っていると
湿疹病変には効果を表しつつ、
正常皮膚には作用しないので
オートマチックな治療効果が得られやすく、
アトピー性皮膚炎の長期管理にふさわしいと考えられているそうです。
ステロイドを長期使用できないから
プロトピックで代用。
しかし、免疫抑制としての効果を期待して使うならまだしも
直すために使うものではありません。
使用するなら目的を間違わないようにしましょう。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
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