蕁麻疹の原因はビタミンEの不足を考える

この記事を読むことで肌に起こる湿疹やあかみを起こす蕁麻疹の原因の1つのビタミンEの不足について解説させていただきます。この記事を見た後には、慢性的に繰り返す尋常性蕁麻疹などへの対処を知って実践できるようになります。

 

この記事の背景

アトピーを初めとする皮膚の湿疹や赤みの症状には起こりやすい条件があります。その条件の1つに肌質があります。アトピー体質と言われるかたや蕁麻疹が起こりやすいひとが体質を変えることで一生悩み苦しむことがないような手立てを模索しています。その解決の1つに栄養不足の解消というところへ行きつきました。このブログがそんな方の役に立てれればと思いつづっております。

 

蕁麻疹とは

じんましんは漢字で「蕁麻疹」と表し、皮膚の一部が突然に赤くくっきりと盛り上がり(膨疹)、しばらくすると跡かたなく消えてしまう病気です。人がイラクサ(蕁麻(じんま))の葉に触れると同様の皮膚症状が起こることからこの名前がつきました。大抵は痒みを伴いますが、チクチクとした痒みに似た感じや焼けるような感じを伴うこともあります。個々の皮疹(ブツブツや赤み)は数十分から数時間以内に消えるのが普通ですが、中には半日から1日くらいまで続くものもあります。症状が激しい場合には次々と新しい皮疹が出没し、常に皮疹が現れているように見えることもあります。もし一度出現した皮疹が何日もそこに残り、特に後に茶色い色がついたり表面がガサガサ、ポロポロするようでしたら蕁麻疹とは別の病気と考えられます。膨疹(皮膚の盛り上がり)の大きさは1~2mm程度のものから手足全体位のものまで様々で、また一つ一つの膨疹が融合して体表のほとんどが覆われてしまうこともあります。形もまた様々で、円形、楕円形、線状、花びら状、地図状などと表現されますが、それらの形に本質的な意義はありません。

https://www.dermatol.or.jp/qa/qa9/q01.htmlより(日本皮膚科学会より引用)

 

このように皮膚科学会では定義されています。この文書から見た目、症状が出てからの変化、湿疹の形などによって定義されているのがわかります。しかし、この定義はどの湿疹にも当てはまります。24時間以内にひく、良く分からない湿疹といっても変わりないです。また、尋常性蕁麻疹という名称もありあす。この尋常性というのは「よくわからない」という意味をもちます。ですので、蕁麻疹そのものは、実は病名こそありますが、その自体はよくわからない湿疹と言っても過言はありません。

 

では、なぜそのような蕁麻疹についてブログを書いているかといいますと、解決方法や原因と見られる要因があるからです。その要素を1つでも困っている方に知っていただきたいと思ってかいております。

 

ビタミンEの効果

 

ビタミンEには体を作るときの酵素を活性化させる補酵素としての役割と抗酸化をはじめとする抗酸化物質があります。機能と構造は対です。しかし、片っぽに偏ることで、もう1つの役割が賄えなくなることがあります。

 

ビタミンEが不足して起こること

 

ビタミンEの役割は補酵素と抗酸化です。

もし、栄養不足になるとこれらの役割が果たせなくなります。構造面がくずれると、細胞の膜が弱くなり壊れやすくなります。その症状の1つに蕁麻疹があります。皮膚がもろくなり、細胞液が漏れ出ることで腫れや赤みが生じやすくなります。

 

また、抗酸化ができないことで、さまざまな刺激に対して弱くなります。

 

ビタミンEと蕁麻疹

 

細胞膜はリンと脂質の二重構造です。また、細胞の中の細胞小器官であるリボソームは一重構造です。このリボゾームは加水分解酵素をため込んでいます。つまり、細胞などを分解する酵素をもっているのです。しかし、細胞のように二重構造でないので、とてもこわれやすいです。また、この膜は酸化することで脆くなってしまいます。ですので、細胞膜の酸化を防ぐビタミンEの不足が細胞を脆くして、蕁麻疹をはじめとする皮膚の湿疹や赤みに関与しているのです。

 

この記事のまとめ

 

湿疹や赤みができる体質には栄養不足が土台となっていることがあります。その場合には、皮膚への刺激を避けるだけでなく、必要な栄養素を補給することで蕁麻疹をはじめとする皮膚の湿疹や赤みが起こりにくくする体質変化ができるようになります。

 

参考文献

 

ビタミンE健康法 三石巌

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