子供の掻き癖

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掻き癖とは?

かゆみを感じるときの体の変化

よく聞く相談の1つに
子供が夜に痒がり、掻くことで眠れていない
ということがあります

それはかゆみを感じる子供さんも
それを見守る親御さんの双方に影響します

睡眠障害は子供の発育に大きく影響します

ではなぜ、夜にかゆみを感じやすいのでしょうか?
それにはいくつかの理由があります
・体の循環の問題
・日中の生活に起因する問題
・衣類などの問題
・自律神経系の問題
・体温調節など

これらを1ずつ解説しながらお伝えしていきます。

体の循環の問題

子供の体は7~8割と水分の割合が多いです
その分、水分の巡りによって体調は左右されやすいとも
捉えることができます

 

つまり、体の循環の問題が
顕著に出やすい特徴を持ちます

 

ですので体の水分量やその状態の変化を読み取ることで
数字には表れない子供の体調を見ることができるのです

子供の変化

具合の悪いときには子供の体は重くなります

更に詳しく解説すると
調子の悪い器官に水分が集まり体の重心さえも変わっています

 

例えば机などに頭を打ち付けてたんこぶができたとします
その部位には炎症が起き、場合によっては赤くなったり
腫れたりもします

 

この赤くなったり腫れたりする変化を
炎症の5兆項といいます

炎症の5兆項は以下の5つがあります

 

・発赤(赤くなる)
・熱感(熱くなる)
・腫脹(腫れる)
・疼痛(痛みを感じる)
・機能障害(具動きなどが制限される)

 

 

これらの反応が見られると
その部位に炎症が起きていることを示します

なぜこの話を出したかというと
これらの変化には水分の移動が大きく関わっているのです

 

発赤は血液が集まっていることで起きます
熱感も同じく体温を運ぶ血液の集まりで起こります

 

腫脹は細胞が破壊されたことで漏れ出る細胞の水分や
その部位を守ろうとして、周りから集まってくる体液です

 

疼痛は細胞が壊れることで痛みを感じる物質が出ます。
その意味はその部位を守ろうとする働きによるものです

 

機能障害は、壊れた部位をそれ以上負担をかけないようにと制御しているのです

 

このように、出ている症状には意味があります

 

子供の具合が悪くなると体が重くなる

 

その変化にも意味があります

私たちは中身を見ることはできませんが、外身の変化からも
意味づけをすることでその状態を推測することができます

 

 

かゆみを感じているときに起きていること

かゆみを感じるときは
先ほどの血液をはじめとする体液の循環が悪いときに起こります

 

そのような滞りが起きたときに
脳はその滞りを解消しようと体に働きかけます

 

滞りを取るためには
なでさすることで解消できます

痒がる子供を抱いたときに
重く感じた部位を撫でさすってみてください

 

すると体が軽くなることもあります
それは滞りが取れた証拠です

 

しかし、優しくさするだけでなく
こすったり、ひっかいたりもするので
誤った対処法でかえって体を傷つけていることもあるのです

 

日中の生活に起因する問題

掻き毟る原因

かゆみを感じるのと掻きむしる行為は
必ずしも一致するわけではありません

 

痒いから掻くときには
体に問題がありその対処として行うことです

 

しかし、痒くなくても無意識に掻くことは
アトピー性皮膚炎い限らず
誰しも行う可能性の高い行動です

 

悩んだり迷ったりしたとき
気まずい雰囲気の時
ごまかすときなど

 

様々なシチュエーションで
この行動はとられます

 

子供の場合には、今までの習慣が関係してきます

例えば母乳を飲むときの吸い付くことで得られる

 

安心感

子供はこの吸い付くという行為に対して
精神安定の効果を求めます

 

それを求めておしゃぶりをして
その変わりを果たすことがあります

また、母乳を飲み終えた後に
母体へおでこなどをこすりつける子供もおります

 

この行為もおしゃぶりをして安心感を得ることと
同じように精神安定剤として働いていきます

 

これらの様な行為が続くことで
無意識にその安定感を求めて
癖を作っていくのです

 

この癖がストレスなどを引き金として
精神を落ち着かせる行動の起点となるのです

 

 

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寝ているときに起こる掻き癖

ストレスを感じているときは
イライラしたりと自覚症状があります

しかし、意識のない夜寝ているときにも
その癖が起きていいます

 

なぜ意識のない夜に
掻き癖が起きるのでしょうか?

 

それには脳の記憶の整理
ということが関係してきます

 

寝ている間に脳は記憶を整理して
忘れることをします

 

人間の脳にはいくつかの特性があり
忘却という能力があります

 

これは初めて見聞きしたことも
時間と共に繰り返さないことで
忘れると云ことです

 

 

このような作業を寝ている間に行っています
それと共に日中に起こったことを
回想して整理しています

 

この時に、印象に残ったこと
感情を伴う強烈な記憶
時として寝相や言葉などでも現れてきます

 

これが無意識に行う行動の理由です

さらに物理的に掻き毟れば
その部位に炎症が起こり
2次的にかゆみを発生します

 

この時に目が覚めて
覚醒するのです

 

あたかも痒くて起きた
そんな風にも感じ取れてしまいます

 

この場合は爪を切りなるべく
物理的な刺激が強くならないようにすること

 

肉体的な疲労と精神的な疲労の
バランスをとって入眠する

 

など心身ともに睡眠をとる
準備をすることで解消できる場合もあります

 

方法論はいくつもありますが
自分に合ったBESTなやり方も見つかります

 

大切なことは
ことが起きる前に原因があるという
事実を知っているということです

 

自律神経系の問題

環境への不適応

自立神経とは、一言で言うと
内臓諸機関を司る神経です

 

神経の中枢は脳です
そこから脊髄となり背骨や肋を伝って
内臓へ分布しています

 

内臓への指令や
内臓からの連絡を担っています

 

この自律神経ですが
大きく分けて2種類あります

 

1つは交感神経で
もう1つは副交感神経です

 

交感神経は運動をしたりするときに働きやすく
昔の狩猟時でよく働いていた神経です

 

日中は狩りをするため運動は
神経が過敏になります

そのため日中は交感神経が
優位に働きやすいです

 

一方で副交感神経は
家路に戻ってきて体を休めたり
リラックスするときに働きます

 

日が暮れ、家路に変えるときには
副交感神経が優位になります

このようにシーソーのように
バランスをとりながら
自律神経は機能しています

 

この中で副交感神経が優位になりすぎると
かゆみを引き起こす場合があります

 

副交感神経は内臓の働きが優位になります

 

見方を変えれば、内臓に負担がかかりやすい
ともとらえることができます

 

その結果、内臓で処理しきれなかった
毒素を皮膚から排泄使用をすることもあります

 

自律神経は脳から派生したものです

頭蓋骨や背骨の状態を整えることで
これらのバランスがとれ、過度な負担の避けることができます

 

夜になると人間の体温には
ある一定の変化が起こります

 

睡眠にはいると少しずつ体温は上がり
入眠してから、その深さにより
徐々に体温は下がります

 

寝る少し前に
お風呂に入ると寝やすいのは
この波が作りやすいためです

 

しかし、この時の体温上昇で
かゆみを感じることがあります

 

蕁麻疹の機序に似ているのですが
血流量の変換によって
血管が拡張することで、かゆみを引き起こす物資が放出されます

 

急激な温度変化の場合にも
これと同じことは起こります

 

ですので、体温上昇するギャップがあると
かゆみを感じることが多いです

 

しかし、このギャップが少ないと
かゆみを感じる強さや時間
更にはかゆみそのものを感じにくくなります

 

急激な変化に対しての
体の反応がかゆみを引き起こすこともあるのです

いつも同じタイミングで
かゆみを感じる場合には
同じ原因のことがあります

衣類によるかゆみ

素材に反応する

お風呂上がりでまだしっとりしているときに
衣類の繊維に反応しやすいこともあります
石油系(ポリエステル)がダメな場合もあります

 

また、しっとりしている分
洗剤が合わないとここでも反応することもあります

 

さらにはダニやカビなどの
可能性もあります

 

体とそれを取り巻く周囲の条件が
原因を探るかぎとなります

 

この場合は衣類を変えてみる
洗剤を変えてみるなど
1つずつ見極めて検証する必要があります

 

自分のパターンを知ることができれば
対処の仕方はおのずと出てきます

かゆみはいくつかの条件により起こります
その1つに滞りといいうのがあります

 

滞りとは体の中で
渋滞が起きたことをしめし
特に血液循環が大きくかかわってきます

 

かゆいという感覚は
実は、掻き壊すのではなく
撫でさすり促したいという本能が引き起こしているのです

 

もし、かゆみを感じたときに
周囲をマッサージしてみてください

優しく、血流を促すことで
かゆみを軽減できます

掻き癖の対処法

癖は無意識の行動

些細なことがきっかけで私たちは行動します
しかし、その時に感情など何か付随するものがあれば
その感情をきっかけに行動が引き起こされるときがります

厄介なことに、そのそうな行動が繰り返されるということに
私たちは気が付けないのです

 

これが繰り返されることで習慣になり
いつの間にか癖と呼ばれる行動になっています

改善するためにはいくつかの方法があります

 

行動の引き金を知る

多くの場合は無意識の行動が
何によって引き起こされているかに気づいていません

 

その場合は状況や状態を細かくメモを取ってみることです
自分でも気が付かないことが見えてきます

 

いつも同じと思っていたその痒さは
別物だったり、自分の体以外のことが
原因でかゆみを感じていることもあります

 

まずは気づくことが始まりです

習慣の上書による改善

無意識の行動の繰り返しは
意識的な行動による上書きによって
書き換えることができます

 

スポーツでもいい習慣と悪い癖があり
それらも反復練習によって克服していきます

 

意識し続けることで
無意識に動きを変えることができます

 

まずは1日、次にもう1日と
細かいステップを踏むことで
変えることができます

 

動きを制限する

これはアトピーのかゆみ対策にもなります

何気なく掻くときには
掻き毟る手が暇な場合があります

 

そんときについ手が届くところの肌を触れて
いつの間にか掻き毟っているのです

 

もし手が暇であれば、何かを持っていたり
動かしてみることでストッパーの役割を作れます

 

1手間増えることで人は行動が鈍くなります
そのような方法も1つです

習慣は自分の意志で書き換えることができます
単にやめるだけでは、長年続いた癖はぬぐえません

 

今までの罪化させ根によるものですので
その意味を知り、理解することで
今までとは違った行動がとれるようになるのです

 

アトピー改善を通して
今までの見方考え方が変わっていきます

 

そのような意味で
単に健康になるだけでなく
中身までも変わっていくのです

 

そのような気持ちで取り組んでいただければ
アトピー改善の道の地は苦痛ではなくなっていきます

 

 

最後にアドバイス

質問が気付きを与える

勉強ができることそうでない子がいます
しかし、受験勉強などは誰もが努力をすれば
こなせるものです。

 

だからこそ基準になり
判定できるものです

 

そのためにもどのように勉強すればよいか
点数を取るために何が足りないのかを知るために
塾など学校以外へ通う方もいます

 

そこで模擬などを受けることで
自分の傾向や弱点をしり
勉強して補うことで目標とする点数を目指しています

 

受験に受かることが目的であれば
100点満点を取る必要はないのです

 

アトピー改善も同じようなことが言えます
自分の体を知って、何が一番影響しているのかを
気づくことが改善のカギです

 

自分一人でそれに気づけて対処できれば
アトピーはよくなります

 

しかし、なかなか気づけない場合は
専門家に相談することで
その労力は減り、時間を無駄にせずに済みます

 

何よりも一人では不安になってしまいます

 

もし、そのようなことでお困りでしたら
私たち専門化を活用してください

 

そして少しでも悩んでいた時間を
楽しめる時間に変えられるように
一緒によくしていきましょう

 

アトピー改善治療院

 

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