洗濯用合成洗剤は控えめに！ちょっとした気遣いでアトピーを防ぐ

2016/02/25

近年増加中、アトピー性皮膚炎

　アトピー性皮膚炎とは、腕やヒザ関節の裏部分や、耳の部分などに強いかゆみや乾燥、

　あるいはかゆみのために掻きこわしてジュクジュクした発疹の総称です。

　子供の頃に発生する例が多く、若いお母さんをよく悩ませています。

　昔に比べると、痒みを訴える子供が増加しているデータがあり、

　現代の生活に原因があるのではないかと研究がされています。

　今回は、このアトピー性皮膚炎について勉強していきましょう。

　以前は生まれつきの体質やアレルギーとの関連が取りざたされることもありますが、

　医学的にはっきりした原因は不明でした。

　特効薬がないアトピー性皮膚炎ですから、その原因特定が急務とされてきました。

　ただ最近、その原因としてひとつとして、洗濯用の合成洗剤が挙げられています。

　衣類は下着をはじめとして、直接肌に触れるものです。

　この衣類に洗濯洗剤の成分が残っていると、

　肌が刺激されてアトピー性皮膚炎を引き起こしたり、

　悪化させることがあるのではないかと考えられているのです。

　しかし、洗剤は無くてはならないものですよね。

　では、私たちはどうすればよいでしょうか？

　洗濯洗剤に含まれる香料や界面活性剤、タンパク分解酵素といったものが

　アトピー性皮膚炎によくない可能性があると考えられています。

　逆に言えば、これらを含まない、石けん成分のみの洗濯洗剤を使用すれば良いのです。

　自然派の洗剤や、無添加と書いてあるものでも、ものによっては界面活性剤や香料などを含むものもあるので、パッケージ裏の成分表示を見て、できるだけ純石けん分だけに近いものを選びましょう。

　洗濯の際に、柔軟剤なども使う習慣があれば、種類や香料など十分な注意が必要です。

　そして、どのような洗剤を使う場合でも、量は控えめに最低限の量で使用することが大切です。

　洗濯機によっては、洗剤を使わなくても、汚れを落とす高性能な商品もでています。

　また、洗う水も温水すると、より洗濯効果が強まりますので試してください。

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