アトピーの色素沈着は良くなる

2016/05/17

色素沈着のとは？

色素沈着はなぜ起こるのでしょうか？多くの方が紫外線によって起こると思っっております。

確かにシミやシワなど紫外線によって起こりますが、その機序が大切です。紫外線以外でも色素沈着は起こります。

しかし、そんなことで残念がらないでください！そんな色素沈着もよくなるものなのです。それを少しずつ紐解いていきます。

色素沈着は多くがシミなど日の光が当たる顔や腕に多く見られます。

しかし、身近なところにも色素沈着はあります。それは下着の跡です。鼠蹊部などよく見ると少し黒ずんで見えます。これも色素沈着の１つです。

よく考えてみてください。紫外線に当たりにくい場所でも他の部分よりも色素が濃いのはなぜでしょうか？それは色素沈着が起こる理由に答えがあります。

色素は肌の表面にあるメラノサイト細胞が刺激されてメラニンを作ります。紫外線もこのメラノサイト細胞が刺激されてメラニンが分泌されます。

色素沈着は、皮膚が紫外線絡みを守る以外にも起こります。それは、肌を刺激から守るときです。

メラニンは細胞をコーティングするように作用します。つまり細胞を丈夫にします。

普段から刺激を受けている部分はタコのように皮膚が分厚くなっていきます。これを「肥厚」といいます。このような適応反応を示しますが、下着跡の色素沈着もその１つです。普段から擦れるような刺激の加わる箇所は、このように色素沈着が起こりやすいのです。

肌は２８日のターンオーバーで生まれ変わっています。実際は年齢たす１０日とも言われています。このターンオーバーによって常に変わる外の環境に適応しています。

肌はこのようにビビ変わっているのですから、いつも同じ状態ではありません。つまり、色素沈着担っている肌は、色素を常に付加し続けているのです。その原因となる刺激がなくならない限りいつまでも色素沈着のままなのです。逆に言えば、刺激がなくなることで肌はよくなります。

私たちの肌は、色素沈着をしても刺激を加えなければ元の肌に戻ります。しかし、その刺激を除外できていないことで常に色素を付加し続けているケースが多いのです。根本的のよくするためには、自分にとって刺激になるものがなんなのかを知ることから始まります。色素沈着はよくなるものです。