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アトピー性皮膚炎の後遺症で苔癬ができる
掻き壊しが苔癬をつくる
アトピーを始めとするかゆみで皮膚を刺激していると、皮膚には2つの変化をします。
その変化とは「傷ができる」もしくは「変形する」かです。
このときの変形が苔癬です。
ではなぜ、傷が変形にかわるのでしょうか。
それには、皮膚の適応反応があります。
皮膚は環境によって変化する
皮膚は掻き壊しや熱など様々な刺激によって反応します。
熱でも暑すぎれば細胞は壊れます。
しかし、程よい温かさであれば緩みます。
刺激の強さや時間によって細胞は変化します。
苔癬は刺激過剰と長期間でおこる
皮膚に対する刺激は一時であれば、修復もできます。
しかし、一回の刺激が強い場合やその刺激の期間が長い場合は、変形という形をとります。
苔癬を直すには同じ土俵で変える
苔癬は刺激によって起こる変化です。
しかし、その皮膚の修正を利用して変形を起こすのではなく、皮ふをもとの良い状態にするのです。
苔癬ができるのは、刺激が加わるという環境が作り出しています。
つまり、環境を変えれば苔癬が必要なくなります。
苔癬がいらなくなる環境とは
保湿状態ができた素肌
掻き壊す刺激によって肌は変化していきます。
その変化としては、乾燥、肥厚、落屑、炎症など起こります。
この変化は刺激によるものと、刺激を受けたことによる皮膚そのものの変化に分かられます。
このようにして、体の内外から時間をかけて変わっていきます。
この変化する皮膚の特性を利用すると、硬く厚くなる変形を逆に柔らかくすることもできます。
それが、保湿をする環境作りなのです。
刺激がない環境
刺激がない環境を作ることで、現状の悪化を止めることができます。
苔癬ができはじめると、みるみるうちに広がっていきます。
まずは、この広がることを止めることから始まります。
それが、刺激を加えないです。
そうすることで、刺激に対する応答は一時中断します。
一度癖になった変化は、変化させないという手段で止めることができます。
その時に、かゆみに対する対策ももちろん必要です。
それは、かきむしる以外の方法でかゆみを止めるのです
環境を加速させるのは代謝
かゆみを感じた時には、どんな対処をしますか?
冷やすというのが、よく耳にしますが、温めてもかゆみは止まります。
それぞれの共通点が、巡りを良くすることです。
温めるとかゆみがますと思われる方もいますが、温めることそのものが原因の場合は、その可能性もあります。
しかし、多くの場合は、温めるのではなく、熱がこもる時にかゆみが起こります。
ですので、部分的に温めてみましょう。そうすることで、仮にかゆみが出たとしてもすぐに対処できます。
いかがでしたでしょうか?
苔癬の起こり方について説明していきました。
苔癬は多くの原因で起こります。
その原因がわかれば、適切な対処ができます。
肌は綺麗になるものです。もし、対戦と言われてもここのブログで書いてあることを試してみてくださいませ。
きっと、変わらなかった肌に変化が出ます。