物事に白黒をつけたがるのは、決して良いこととは言えません。思考が短絡的になってしまい、考える力がなくなっていくからです。症状には原因と過程があります。いろんな情報が飛び交う中で、自分で考える力を身に付けることが、予防や改善の糸口になっていきます。
こんにちは。
集めて囲い込む依存型から
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医療を転換させる
アトピー改善ナビゲーターの阿部です。
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ステロイドに関するＱ＆Ａ
Ｑ：ステロイド外用剤を使用すると白内障になる？
Ａ：×
眼瞼（まぶた）の皮膚は体の中でも最も薄く、
また涙の塩分、目やに、髪の毛の刺激などによって痒くなりやすく、
湿疹も慢性化する傾向にあり治りにくい部位の一つです。
そのため、アトピーに限らず
こするなどの物理的な刺激が加わりやすいところでもあります。
よく目の周りは軟膏が目に入るから眼軟膏の方が良いと言われています。
しかし眼軟膏は一緒に入っている抗菌成分でかぶれやすいことが分かっており、
医院によってはあまりお勧めされないところもあるそうです。
さらに眼軟膏はもともと目の粘膜に使われる目的で設計されていますから、
皮膚に塗っても充分な効果を発揮しないそうです。
大人の方であれば、通常のmildクラスのものを
目の縁ぎりぎりまで塗って問題ないとされています。
眼軟膏と普通の皮膚に使う軟膏の違いは、
基剤に純度の高いワセリン（プロペト）を使っているかと、
製造工程の最後に加熱滅菌をしているかの2点とされています。
あえて皮膚の軟膏を目に入れるようなことをしなければ
問題は起こさないと言われています。
薬の注意書きには、白内障などの合併症も記載されていますが、
重症のアトピー性皮膚炎の患者さんでは以前から白内障が生じることが知られております。
白内障とはそもそもなぜ起きるのでしょうか？
主には目の酸化です。
紫外線を中心とする刺激が
水晶体を酸化させます。
また、体の中でも炎症が常に起きている場合
酸化しやすくもなっていきます。
そのため、外用薬だけでなく
芽の酸化を防ぐ、ルテインなどの抗酸化の栄養素も
日ごろから摂取しておく必要があります。
ステロイド外用剤が広く使われるようになってからも
その発生率の変化はなく、現在では目を擦ったり叩いたりすることや、
皮膚自体の炎症が悪化することが白内障の原因と考えられています。
短絡に考えるのではなく
症状が起きるまでの過程を考えれば
情報に惑わされることはなくいなっていきます。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
阿部英雄
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●志命
・「健康の価値観の共有」
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