抗酸化の栄養素は数多くあります。
それぞれに役割があります。
その役割を知ることで自分に何が必要なのか選ぶ知識が付きます。
ルテインの抗酸化効果
抗酸化の栄養素は多くの種類があります。
それぞれに役割があり、その効果も異なります。
今回は目と関係の深いルテインです。
ルテインはカロテノイドの一種
ルテインは、βカロチンやリコピンと並ぶカロテノイドの一種です。
総じてカロテノイドには、活性酸素を除去する作用(抗酸化作用)が非常にあって、ルテインでは主に眼球内でその効果を発揮します。
目の酸化防止にルテイン
加齢(40歳を境に減少)や紫外線や喫煙などによるストレスで 体内のルテインは少しずつ消費されて減少していきます。
その結果、活性酸素が活発になり 黄斑部(目のレンズ役を担う水晶体や網膜の中心部)に 酸化・変性をきたしてくることになります。
ルテインは視力回復というよりも 目の老化が原因の白内障、飛蚊症などに効果があると言われます。
また、目に障害を与えやすい青い光を吸収する性質があります。
害を与える光線としては紫外線が有名ですが、青色光は光線中で最も高いエネルギーも持つため細胞に与えるダメージも強力です。
これは人工光(蛍光灯やパソコンのモニターなど)に多く含まれるのです。
黄班色素はルテインとゼアキサンチンの2種類のカロテノイドで出来ているので、黄斑部にこの2つのカロテノイドが十分にあると、まぶしさを防ぐので、映像感覚が鋭くなって物がはっきりと見えるようになります。
まるで外出時にサングラスをかけた時と同じような現象が起こります。