カルシウムの摂り方

vol.31

 

 

栄養素で必要なもの カルシウムの摂り方

 

カルシウム単独で摂っていればいいと思っていませんか?

含有量だけでなく摂取の仕方食べ合わせにより吸収率は異なります。

 

 

同じ食べ物でも、摂取形態、共存する他の栄養源との関係

消化管内のpH、腸管の吸収部位などにより影響されます。

 

 

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カルシウムは単独で摂取してもうまく吸収できません。

 

 

そのためカルシウムの吸収を助ける栄養素が存在します。

例えばビタミンDは腸でのCaの吸収を促進したり骨の沈着を助けたりします。

 

 

他にもマグネシウム(Mg)

血中にCa:Mg=2:1~3:1の割合の時に

Caの吸収率が良くなる言われていました。

しかし、現在は1:1でもよいとも言われております。

 

 

また、骨に体重がかかることでカルシウムの吸収は促進されるので

適度な運動はCaの吸収に役立つでしょう。

 

 

カルシウムを摂取する際には 食べ合わせ生活環境によって

吸収率や骨を構築するための効率が変わってきます。

 

 

吸収を助けるだけでなく阻害する栄養素も存在して注意が必要なものがあります。

 

 

例えばリン(P)です。 Ca:P=1:1~2:1の範囲を超えて

リンの取が多いと吸収が悪くなります。

 

 

リンとカルシウムと結合してリン酸カルシウムになります。

この結合する力は強く 体の中へ吸収するのを阻害してしまいます。

 

 

このリン清涼飲料水加工食品スナック菓子などに入っていることから

気をつけていてもリンは摂取してしまいます。

 

 

カルシウムは思っている以上に体の中へは吸収しにくいのが現状です。

 

 

実際の食生活ではCa:P=1:2に近いそうです。

その他、気になるのは Caの吸収阻害物質の代表であるシュウ酸フィチン酸食物繊維 (野菜や豆類に含まれる)でしょうか。

 

 

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いずれも量的なバランスの問題です。

食事でしっかりと栄養素を賄い、お菓子などの間食を控えることから意識してみましょう。

 

 

何を摂るかだけでなく、どのように摂取するか体の中でどのように吸収され、機能するのか考えられたデザインフードの思考は必要になります。

 

 

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