栄養素で必要なもの
ストレスとマグネシウム
栄養素は相互に補完し合っています。
それは作用だけでなく、体の中に存在する量にも及びます。
筋肉の収縮は、筋肉細胞の中に
カルシウムが蓄積されることよって起こりますが
その量を調整しているのはマグネシウムです。
ですから、マグネシウムの不足は、
筋肉収縮がスムーズにいかずに痙攣や震えなどの原因となります。
これが仮に血管壁にある筋肉で痙攣が起これば
狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患を引き起こすことになります。
また骨を形成するマグネシウムには、骨を正常に代謝させる働きがあるので
不足すると骨がもろくなってしまいます。
血圧のコントロールにも欠かせません。
カルシウムが血管を収縮させて血圧を上げるのに対し
マグネシウムは血管を弛緩させて血圧を下げるよう作用します。
互いに拮抗して働くことで、正常な血圧は維持されているのです。
体の栄養素は自分自身の細胞をつくるためや
エネルギーをつくるために消費されるだけではありません。
体には様々な刺激(ストレス)が加わり
細胞にはダメージが及びます。
体の細胞だけでなく、体の中にある栄養素にも
その影響は及びます
例えばストレスを受けると
ビタミンCが消費されます。
同じように、マグネシウムはストレスによっても消費され
不足するとカルシウムの動きが乱れ
脱力感やイライラや不安感などが引き起こされます。
マグネシウムとカルシウムには、神経の興奮を鎮める作用があって
穏やかな精神状態を維持するよう働いてくれことから
『抗ストレスミネラル』と呼ばれます。
体の症状は
時として栄養素の不足から起こることもあります。
例えば筋肉の引きつりは
ミネラル不足によって引き起こされやすくなるなど
栄養素の種類やそれが体のへどのように作用するかによって異なります。
例えば偏頭痛の場合は周辺の筋肉だけでなく
頭蓋骨の中にある脳と栄養素が関係あることもあります。
偏頭痛時の脳内マグネシウム濃度が、通常よりも低いことから
その不足が一因と考えられるようになりました。
偏頭痛は特に30~40歳代の女性に見られ
男性と比べると3~5倍も多いそうです。
マグネシウムが不足すると
セロトニン(傷口からでる血液を凝固させる物質)が放出され
必要以上に血管が収縮されるので
周囲の神経が刺激されて頭痛を引き起こすのです。
栄養素の知識を持っていると
同じ症状でも見方と見え方が変わってきます。
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