アトピーの区別の仕方

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アトピーの基礎知識

何気ないかゆみから始まり
次第に赤い部分が広がってきて
初めてその異常に気が付きます。

 

ただの蚊に刺され程度では
数日で赤味も引くのに
なかなか引かないことに感じる違和感

 

 

自分ではどうにもならないと感じて
皮膚科へ受診することがほとんどです。

では、その皮膚科では
どのような手順
どんなことを見ているかご存知でしょうか?

 

本日は参考までに
その診断基準をお伝えしていきます。

 

 

アトピーの診断基準

 

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多くは見た目経過を聴取したり

見ていきます。

 

1、瘙痒
2、慢性・反復性の経過
3、特徴的皮疹と分布

 

①皮疹は湿疹病変

 

 

・急性病変:紅斑、湿潤性紅斑、丘疹、漿液性丘疹
・慢性病変:浸潤性紅斑、苔癬化病変、痒疹
・鱗屑、痂皮

 

アトピー性皮膚炎の診断基準(日本皮膚科学会)より引用

 

次に湿疹やかゆみを感じる部分
傾向特徴を見ていきます。

 

それによりアトピーである可能性が高まってきます。

 

②分布

・左右対称性
好発部位:前額、眼囲、口囲、口唇、耳介周囲、頸部、四肢関節部、体幹

アトピー性皮膚炎の診断基準(日本皮膚科学会)より引用

 

また、統計的なものから
後発年齢部位を照らし合わせて
症状を絞っていきます。

 

・参考となる年齢による特徴
乳幼児期:頭顔に始まり、しばしば体幹、四肢に下降
思春期・成人期:上半身(顔、頸、胸、背)に皮疹が強い傾向

 

上記1,2、および3の項目を満たすものを、症状の軽重を問わず

アトピー性皮膚炎と診断する。
その他は慢性湿疹とし、経過を参考にして診断する。

 

アトピー性皮膚炎の診断基準(日本皮膚科学会)より引用

 

 

 

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また、本人以外にも
アトピーに関係する項目を聴取します。

 

 

診断参考項目
・アトピー家族歴
・アトピー合併症
・毛孔一致性丘疹による鳥肌様皮膚
・血清IgE値の上昇

 

アトピー性皮膚炎の診断基準(日本皮膚科学会)より引用

 

大切なのは除外診断です。
つまり、アトピーそれ以外区別するということです。

 

除外すべき診断
・接触性皮膚炎
・脂漏性湿疹
・単純性痒疹
・疥癬
・汗疹
・魚鱗癬
・皮脂欠乏性湿疹
・手湿疹

 

アトピー性皮膚炎の診断基準(日本皮膚科学会)より引用

 

アトピーであっても
部位の違い傾向があります。

 

 

臨床型(幼小児期以降)
・四肢屈側型
・四肢伸側型
・小児乾燥型
・頭、頸、上胸、背型
・痒疹型、全身型

・これらが混在する例も多い

 

アトピー性皮膚炎の診断基準(日本皮膚科学会)より引用

 

 

肌荒れの原因はアトピーでないこともあります。

自分の症状がどんなものなのか、しっかりと知ることで対処できます。

 

 

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