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顔に出るアトピーの症状
顔は様々な体の情報が表れてくる部位です。特に自分自身では鏡などを使わない限り色や艶などの状態が把握しにくい部位です。
アトピーによる症状は、赤みやかゆみを主体とした炎症症状です。炎症が起きているときには体では様々な変化が起きています。
炎症反応は体にとってとても負担のかかる状態です。ですので、いつまでも起き続けるものではありません。
アトピー性皮膚炎の炎症の場合は、慢性化する傾向があります。
この時の慢性化は炎症の状態が変わらないのではなく、炎症が起き続けているのです。
炎症を起こすのにはとてもエネルギーを消耗します。
そのため徐々に体力が低下していき、内臓が冷え体の回復さえも遅れてしまいます。
そんなアトピーの炎症はどのようなことが起きているのか。そして顔のアトピーにはどのような段階で体が変化していくのかを顔の症状を解説するとともに紐解いていきます。
顔のアトピーの症状には段階がある
炎症とは字のごとく炎です。顔に火が出ているので赤みや火照り感が出ます。炎症は急におこるものでしょうか?
炎症が起こるときにも段階があり、その起こる前に気付けることで、症状がひどくなる前に対処できるようになります。
炎症とは
炎症とは細胞が破壊された際に回復する過程と考えられています、別の見方をすれば、代謝の速度がものすごく速くなっている状態です。その分、栄養素の消耗や老廃物の排泄などが通常の部位よりも盛んに行われます。
栄養素とは、細胞のもとになるタンパク質や脂質のほかビタミンやミネラルを含めた5大栄養素です。老廃物などは代謝の過程で副産物として作られる活性酸素や破壊された細胞などです。先ほどの栄養素も、活性酸素によって酸化ストレスが加わるために、その対応として使用されます。この時に使用されるのが抗酸化のビタミンやふぃとケミカルといった抗酸化物質です。
さらに、栄養素や老廃物を運ぶために血液を始めとする体液循環が促されます。特に血液は赤血球の色が赤いために炎症の起きている部位は赤色絵を呈するのです。
炎症には5つの兆候がある
炎症は先ほどの赤み以外に5つの兆候が見られます。
発赤
発赤は字のごとく赤くなる現象です。主に血液が集まっており、老廃物の排泄や必要な栄養素を運ぶために循環が促されている状態です。
熱感
体の代謝が活発になれば熱が生まれます。炎症反応はこの代謝が活発になった状態です。そのため熱が出ているのです。
腫脹
腫脹とは部分が腫れている状態のことです。細胞が壊された際に組織液が漏れるほか、体の体液が集まって傷ついた患部を保護しようとする働きによるものです。
疼痛
疼痛とは痛みを感じることです。細胞が破壊された時に、細胞内の痛みを感じる物質が放出されるために起こります。幹部wくぉそれ以上傷つけ内容に痛みを感じで守ろうとする働きによるものです。
機能障害
これは腕や足などの関節ですと動かしにくくなるというような機能が落ちることを指します。
傷ついた部分を安静に保つために思った通りに動かなくなることを指します。
これらの兆候には意味があり、それらの働きによって体は組織を修復させているのです。
炎症は体が必要としてるので出ている症状です。無理に抑え込んでしまうと組織の回復が遅れてしまうこともあります
顔に炎症が出る前に
炎症とは傷ついたりアレルギー反応のように免疫系等による働きによって起こります。
ただしこれらの反応は急激に起こるのではなく、気付かないほどの段階があります
循環
炎症が起こるときには組織の循環が促されるような働きが起こります
むくみ
腫脹と似ていますが、徐々に炎症が起こるところに水が集まります。
違和感
いつもとは違った感覚を覚えます
炎症が出た時に
仮に炎症反応が起きたとしても、適切な対応をすれば時間とともに落ち着いていきます。
アトピー瑛皮膚炎のように慢性化するケースでは、炎症が起き続けているのです。
原因が除去できず、対処の仕方が誤っていることもあります
炎症反応以外の顔の症状
顔が赤くなることは炎症反応以外にも起こります。
赤いという状況は、血液が集まっている状態です。
炎症反応によって集められている以外には、循環の滞りによってうっ滞いていることもあります。
首回りの筋肉の硬さ
首には大きな血管が通っていますが、その通る道はとても狭い構造です。顔に血液がいくには首を通過する必要があります。
例えば姿勢不良で首に負担がかかっている場合には、顔に流れる血液の流れが悪くなり顔にむくみや赤みが帯びます
内臓下垂による問題
首回りの硬さは内臓下垂によっても引き起こされます。
内臓は腹部から横隔膜という肋骨の底を形成しています。
横隔膜の隙間には気管支や食道が貫通しており、この横隔膜が下垂することで首が中側から引っ張られることで顔から心臓へ戻る血液の鬱滞が起こります。
内臓の影響
顔は肝臓などを始めとする内臓の状況を反映します。
例えば便秘などで腸内の循環が悪くなることで顔の肌が荒れたりもします。
このように肌荒れや顔の循環には顔以外の影響も受けているのです
顔にアトピーのような症状が出た時に
炎症や赤みなどが出た時には何をすればよいでしょうか?
大切なことは、今目の前に出ている症状が、炎症によるものなのか、それとも別の原因が引き起こしているかの鑑別ができることです。
誤った対処をしていてはかえって症状を悪化させることもあります。
つらいと思った症状以外の体の変化を見ていきましょう。
それが、先ほどの炎症の5徴候であれば炎症反応が起きています。
それ以外もおきているのであれば、複数の問題があります。
体の状況を把握することが第一です。
その次に対処方法という流れを忘れずにしていきましょう
循環を良くする
痛みやかゆみであっても血液の流れを良くすることで症状は楽になります。
その方法として、軽度のマッサージや冷やすなどの多くの手段があります。
気をつけなくてはならないのは、傷や肌がもろい状態では刺激を与えないということです。
保湿をする
傷がなくてかゆみやかさつきがある場合には、肌が乾燥している場合があります。
この時にはスキンケアなどの保湿が有効です。
仮に化粧水やクリームなどない時でも、水分を与えることで楽になります。
しかし、塩素などは刺激になるのでできる限り純粋な水の方がよいです。
横になって深呼吸
内臓下垂などの影響を受けているときや交感神経が優位(興奮している時)は頭に血が上りやすくて、下がりにくくなっています。
この場合は横になって重力の影響をなくしましょう。横になることで気持ちも楽になります。
そして鼻で深呼吸を繰り返しましょう。呼吸は体のめぐりを良くするだけでなく、顔の赤みを摂るだけでなく脳のクールダウンにもなります。
アトピーの経過
つらい症状が起きた時には急には戻らないことが多いです。
炎症が起きた時には不要な細胞と新しい細胞が入れ替わることに時間がかかります。
食べたものの影響を受けているのであれば1ッカ月ほど。
これは肌の細胞の代謝であるターンオーバーから見た日数です。
そのほかにも肌そのも似に問題がある場合であれば2週間。
どこに問題が起きているのか、そしてどのように対処しているのかによって体にどれくらいの期間で変化が出るのか予測ができます。
くれぐれも焦ってしまわぬように、理屈で理解していきましょう。
いかがでしたでしょうか?
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